体田中用 麻雀解説ブログ

体田中の皆さんのために、麻雀の基本中の基本だけ簡単に書いておきます。

これだけ読めば最低限のプレイはできると思います(ネトマに限る)。

少し長く、内容的に少し固い文章になりますが、最後まで読んでくれると嬉しいです。

 

 

1.牌の説明

最初に道具について説明します。

まずはこれ。

 

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これは【牌】と言います。

この【牌】は麻雀にとって必要不可欠ですが、【牌】という名称自体は覚えなくても良いです。やってるうちに覚えるので。

大事なのはここから。

この【牌】は大きく分けると、4種類あります。

その4種類とは

①萬子(マンズ)

②筒子(ピンズ)

③索子(ソーズ)

字牌(じはい)

です。

まずは、基本的な牌である①,②,③について説明していきます。

 

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この画像の上から順に①,②,③、つまり萬子、筒子、索子となっています。

『ナスカの地上絵』の正式名称は『筒子』です!!

この3種には、それぞれ1~9の数字があります。

萬子は漢数字の部分が、筒子と索子はそれぞれのマークの数が、それぞれの牌が持つ数字になります。

上の画像だと、左から順に1萬(1筒、1索),2萬(2筒、2索)、…となっています。

 

またこの3種は、麻雀を進行する上でよく使う牌になります。

攻撃の主軸であり、【役】はごく僅かな例外を除いてこの3種を使用します。

そのため『基本的な牌』でありながら、『重要な牌』でもあるのです。

まずはこれを覚えましょう。

特に1索(鳥)は、最初は分かりづらいと思います。間違えないようにしましょう。

 

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そしてこれが、④の字牌になります。

左から順に東(トン)、南(ナン)、西(シャー)、北(ペイ)、白(ハク)、發(ハツ)、中(チュン)と読みます。

同世代の皆さんなら、きっと聞き覚えのある読み方だと思います。

 

 

 

 

そうです。ちゅうえいのラーメンマンネタです。

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さて、話を戻しましょう。

実はこの字牌。この中で二つに分けることができます。

[東南西北]と[白發中]です。

それぞれ『風牌』『三元牌』という名称がありますが、ゲームに必要な知識ではないので特に覚える必要はありません。

また字牌は先ほど説明した他3種と違い、牌に数字がありません。一文字しか持たない、選ばれた牌なのです。

色々書いていますが、字牌は2種類に分けられることだけは覚えておいてください。後で説明する【ドラ】が理解しやすくなると思います。

 

牌の説明のついでに点棒についても触れようとしましたが、ネトマなら別になくても良い知識なので飛ばします。気になったら個人的に調べてください。

 

2.用語の説明

次に用語の説明をします。

ゲーム中に分からない用語が出てきたら、ここで確認してください。

まずは、これを見てください

 

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これは本編冒頭の説明部で出てくる画像です。今回はこれを使って幾つか用語の説明を行います。

その後、この画像で伝えきれない用語のうち特に重要なものの説明を行います。

分かりやすく説明することを心がけますが、もし分からない点があれば僕に聞かれるとめんどくさいのでググってください。

 

では説明に入りましょう。

先程の画像に番号を4つ振ってみました。

 

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この4つは主にゲームの進行に関わるものになってきます。とても重要なのでしっかり覚えましょう。

 

①:手牌(テハイ)

これは手牌と言います。

手牌は自身が所有する牌であり、【役】を作っていくメインの場所になります。

ここは基本的に13枚の牌で構成されます。

左から順に萬子、索子、筒子、風牌三元牌という並びになっています。

基本的にこの場所は未公開領域であり、相手の手牌を予想するのが麻雀の醍醐味の一つだったりします。

 

②:自摸(ツモ)

自分の番のはじめにドローする行為を自摸と言います。以降、ツモと表記します。

また、ツモった牌をツモ牌と呼びます。

今回の場合、1番右で青色に光っている「二萬」がツモ牌になります。

このツモを見極めて手牌で【役】を作るのが麻雀の基本的な行為になります。

ツモは正確には【山】という場所から持ってくる行為を指しますが、このゲームは【山】が省略されているので説明でも省きました。気になったらググってください。

 

③河(ホー)/捨牌(ステハイ)

ここは【捨牌】置き場です。

まず先に【捨牌】を説明します。

これまでに、

・手牌は基本的に13枚で構成されること

・毎ターン1枚ツモってくること

の2点を説明しました。

つまり手牌は基本的に13枚ですが、自分の番のはじめに1枚ツモるので、自分の番の最中は14枚になっています。

そのため各プレイヤーは自分の番の終わりに手牌から牌を1枚捨て、13枚にして自分の番終わる必要があります。

この時捨てた牌を【捨牌】、その置き場を【河】と言います。

少し分かりづらい言い方をしてしまったかも知れませんが、要はこのゲームにおける墓地(墓場・トラッシュ)です。

捨牌は他の人の手牌を予想するための判断材料になるので、その重要度はTCGの墓地と同様と言っても過言ではないでしょう。

この【河】を使った要素もありますが、それについては【副露】の項目で説明します。

それと【河】は無理して『ホー』呼びをする必要はなく、普通に『カワ』と呼んで大丈夫です。

 

④:ドラ

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(※イメージ画像です)

この場所にある牌を『ドラ表示牌』と言います。

再度言いますが、ここにある牌は『ドラ牌』ではなく、『ドラ表示牌』です。間違えないようにしましょう。ドラはちょっぴり難しい内容になるので、詳しく説明します。

 

まず、ドラとは何かについて説明します。

超簡単に言えば、ボーナス点です。

上がった時自分の【役】にドラが含まれていれば、ドラの数だけ加点されます。

ボーナス点だからといって、甘く捉えてはいけません。点数だけで見るなら、ドラ1枚は簡単な【役】1つと同じだけの価値を持ちます。

そのため如何にドラを使って【役】を作るかが重要になってくるのです。

 

次に『ドラ牌』について説明します。

ドラはすべての試合を通して同じというわけではなく、試合ごとに変化します。

では、どう見分けるのか。

ここで先ほど説明した『ドラ表示牌』が関わってきます。

結論を言うと、『ドラ牌』は『ドラ表示牌』の次の牌です。

多分ピンと来てないと思うので、実例を出します。

 

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まずは先ほどから使っているこの画像の場合。

表になっている牌は『索子の1』であり、つまりこれがドラ表示牌になります。

ドラ牌はドラ表示牌の次の牌ですから、『索子の1』の次の牌である『索子の2』が今回のドラ牌になります。

ではこれが『萬子の4』だったら、ドラ牌は何になるでしょうか。

正解は、『萬子の5』です。

どうです?少し簡単に思えませんか?

 

 

では応用編です。

ドラ表示牌が下記の場合どうなるか。少し考えてみてください。

①筒子の9の時

字牌の東の時

字牌の北の時

字牌が白の時

字牌が中の時

 

 

正解は、

①筒子の1

字牌の南

字牌の東

字牌の發

字牌の白

です。

順に説明をしていきます。

①:9がドラ表示牌の場合、同じ種類の牌の1がドラ牌になります。『萬子の9の次は筒子の1』などと思わないように。

②:字牌の項目で説明しましたが、東の次は南になります。

③:字牌の項目で字牌は『風牌』と『三元牌』に分けられると説明したことは覚えていますか?『風牌』だけで1つの種類なので、北の次はグルっと1周して東になります。

④:こちらは単純に、白の次の發になります。

⑤:③と同様に考えます。『三元牌』だけで1つの種類として考えるので、中の次は白になります。

 

ここまでが『ドラ牌』と『ドラ表示牌』の大まかな説明になります。

ドラ牌は覚えなくても打つこと自体はできますが、覚えているだけで択が広がるので是非覚えてください。

ただ、『ドラ牌』は少しだけ説明する部分が残っているので、箇条書きで下に記入します。

・『ドラ表示牌』の場所は実は2段になっている。

・1段目のドラは『槓(カン)』という行為で増やせる

・『ドラ表示牌』の2段目を『裏ドラ』といい、特定の上がり方でのみ利用できる。

 

さて、画像を使った用語説明は以上になります。

ここから画像外の用語について説明します。なるべく先ほどの画像①-④に沿う順序で説明するので、頑張ってついてきてください。

量があるので、できるだけ簡潔にいきます。

 

役に関連する用語

【役(ヤク)】

このゲームにおいて、プレイヤーが揃える形の目標となるものです。簡単なものから難しいものまで沢山あります。

 

【基本形】

1つの雀頭と4つの面子で構成される形です。

極一部の例外を除き、麻雀はこの基本形を作る必要があります。

基本形は役の基本ですが、役としては扱われません。

そのあたりの説明や役の種類は、次のパートで説明します。

 

雀頭(ジャントウ)】

1組2枚で構成されるペアのことです。

同じ牌を2つ揃えます。

俗にアタマと呼ばれます。

 

【面子(メンツ)】

1組3枚で構成されるペアのことです。

順子、刻子槓子の3つがあります。

 

【順子(シュンツ)】

3枚連続で並んでいる数字のペアです。

同じ牌の種類で数字が並んでいる必要があります。

例えば筒子1,2と萬子3の場合、牌種が別物なので順子にはなりません。

またドラと違い9と1が繋がらないので、索子の1,8,9も順子になりません。

字牌は数字を持たないので、東,南,西も順子にはなりません。

 

刻子(コーツ)】

同じ牌3つのペアのことです。

字牌は順子にはできませんが、刻子にはできます。

刻子には【暗刻(アンコ)】と【明刻(ミンコ)】があります。

【暗刻】は配牌やツモで揃えた刻子、明刻は後述の【ポン】や【ロン】で揃えた刻子になります。

 

槓子(カンツ)】

【槓】によって発生する面子のことです。

先ほど面子は1組3枚と言いましたが、この槓子だけは1組4枚になります。

 

【副露(フーロ)】

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チー、ポン、カンのことです。

一般的に鳴きと呼ばれます。

他の人の捨牌を自分の手牌にする行為を指します。

そのため、より早い速度で形に持っていくことができます。

ただし1部の役は、鳴いた場合役として見なされなかったり、点数を下げられます。

また自分の手牌を1部とはいえ公開してしまうので、狙っている役を読まれやすくなります。

諸刃の剣なので、初心者にはあまりオススメしません。

 

 

【チー】

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自分の左隣の人の捨牌で順子を作ることです。

順子が後一牌で完成する状況で、その牌を自分の左隣の人が捨てた時に、チー宣言をすることでその牌を奪えます。

例えば、手牌に萬子の4と5があり、左隣の人が萬子の3または6を捨てた時にチーを行うことができます。

手牌に筒子の3と5があり、左隣の人が筒子4を捨てた時もチーを行うことができます。

 

【ポン】

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他人の捨牌で刻子を作ることです。

自分の手牌に同じ牌が2つある状態で他プレイヤーが全く同じ牌を捨牌にした時、ポン宣言をすることでその牌を奪えます。

チーと違い、自分以外の誰にでも宣言できます。

先ほど説明した通り、これで揃えた刻子は明刻と呼ばれます。

 

【槓(カン)】

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他人の捨牌で槓子を作ることです。

①自分の手牌に刻子がある状態で誰かが同じ牌を捨てる、または②自分がポンをしている時に同じ牌をツモる、または③手牌に同じ牌が4つある時に宣言できます。

やり方はポンと類似していますが、かなり違うのでここはちゃんと説明します。

まず、【槓】は3種類あります。

上述の①を【大明槓(ダイミンカン)】、②を【加槓(カカン)】、③を【暗槓(アンカン)】、①と②を纏めて【明槓(ミンカン)】です。

このうち【暗槓】は鳴き扱いにはなりません。

 

槓には以下のメリットがあります。

1.【槓】を行うと手牌が1枚少ない状態になります。よって追加で1枚引く必要があります。この時通常の場所ではなく、少し違う場所から持ってきます。この追加ドローで形を完成させた場合、それだけで役になります。

2.裏になっているドラ表示牌が1つ表になります。つまり、ドラが1種類増えます。

3.単純にツモ回数が1回増えます。

4.場合によっては、点計算で使う【符】という項目の数字が上がります。

ただし、自分の牌を晒す、相手にドラを利用されるなどのデメリットもあるので、使う時は気を付けましょう。

 

和了(ホーラ)】

上がることです。

手牌で13枚揃えた状態で、14枚目の上がり牌を持ってくると上がりになります。

和了には【自摸和】と【栄和】の2種類があります。

 

聴牌(テンパイ)】

手牌の13枚が揃っており、和了に必要な牌があと1つの状態のことです。

逆にテンパイではない状態はノーテンと言います。

 

【○向聴(○シャンテン)】

必要な牌があと○つ手牌になればテンパイになる状態、を指します。

これを目安に自分がどの役を狙うか決めるため、このゲームにおける大きな指針の一つです。

 

【振聴(フリテン)】

自分の捨牌の中に自分の上り牌があり、ロン上がりできない状態を指します。

他の人が上がりそうな時は、このフリテンを利用してうまく避けましょう。

 

自摸和(ツモホー)】

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テンパイしている状態で、最後の14枚目を自分のツモで持ってきた場合の上がり方です。

フリテン状態でも上がれる、ツモ上がり自体が役になる場合があるといったメリットがあります。

点数の徴収方法は全体からで、【親】の支払いが他プレイヤーより少し多いです。

一般的に、ツモと呼ばれます。

 

栄和(ロンホー)】

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テンパイしている状態で、最後の14枚目を他人の捨牌で持ってきた場合の上がり方です。

自分がツモる必要がなく、単純に考えればツモより上がるチャンスが3倍多いです。

点数の徴収方法は上がり牌を捨てた人のみからで、役の点数が高ければ1つの上がりだけでゲームを終わらせられます。

一般的に、ロンと呼ばれます。

 

【放銃(ホウジュウ)】

自分の捨牌で他の人がロン上りをすることです。

振り込みとも言います。

頑張って避けよう!

 

 ゲームに関連する用語

【東風戦(トンプウセン)】

4試合(4局)で終わるゲームのルールです。

【場風】が常に同じであり、ゲーム数も少ないので初心者におすすめです。

 

【東南戦(トンナンセン)】

8試合(8局)で終わるゲームのルールです。

【場風】が前半と後半で違うため、初心者には少し難しいルールかもしれません。

ただし、慣れたらとても面白いルールになります。

 

【局(キョク)】

麻雀におけるゲームの最小単位です。

親以外がロンかツモをした時点で終了します。

終了しない場合については【連荘】で説明します。 

 

【親(オヤ)】

麻雀におけるゲームマスターのような人です。

方角は『東』を担当します。

各局、親から順に番が回ります。

そして各局終了と共に、親は右の人に移ります。

幾つか親独自の行動がありますが、知らなくてもゲームはできるので割愛します。

点数に関する親の仕様は、【役の説明】の冒頭で行います。

 

【子(コ)】

親以外の人を指します。

方角は親から右回りに『南』『西』『北』を担当します。

子の中での優劣はありません。

 

【場風(バカゼ)】

場に吹いている風のことです。

東風戦では常に『東』であり、東南戦では後半4局が『南』になります。

場に対応する『風牌』が【役牌】になります。

 

【自風(ジカゼ)】

自分に吹いている風のことです。

局とともに変化し、自分の方角に対応する『風牌』が【役牌】になります。

場風は全プレイヤーが使える【役牌】に対し、こちらは自分自身のみの【役牌】になります。

 

【流局(リュウキョク)】

誰もツモやロンで上がれないまま局が終了することです。

この場合、ノーテンだったプレイヤーはテンパイしていたプレイヤーに対し罰金(罰符)を支払う必要があります。

その後【連荘】がない場合、次のプレイヤーに親が移ります。

罰金の内訳はこのようになります。

 

・テンパイ4ノーテン0

支払いは行われません。

・テンパイ3ノーテン1

テンパイしたプレイヤー全員が、ノーテンだったプレイヤーから1000点ずつ貰います。

・テンパイ2ノーテン2

テンパイしたプレイヤーはノーテンだったプレイヤーから1500点を貰います。

ただしテンパイしたプレイヤーAとBは、それぞれ別の人から徴収します。

・テンパイ1ノーテン3

テンパイしたプレイヤーは、他3人からそれぞれ1000点を貰います。

・テンパイ0ノーテン4

支払いは行われません。

 

またゲームの途中で流局する、『途中流局』があります。

この場合罰金の支払いは行われません。

中流局について詳しく触れると文量が多くなるので、各自で調べてください。

 

【連荘(レンチャン)】

次元の超越のことです。

 

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(へそエッロこいつもイラストナーフされるんかな)

 

冗談です。 

連荘とは麻雀におけるEXターンのことです。

発生条件は『親が和了すること』または『流局時親がテンパイしていること』です。

また連荘によって発生したEXターンは続けば続くほど、上がった時の点数が少しずつ増えていきます。

 

 知らなくても何とかなるけど、頭の片隅に入れておいてほしい用語

 

【自家】

自分のことです。

 

【他家】

他プレイヤーのことです。

 

【下家】

自分から見て、右側のプレイヤーのことです。

 

【対面】

自分の正面にいるプレイヤーのことです。

 

【上家】

自分から見て、左側のプレイヤーのことです。

 

【筋】

【両面待ち】の両端の事です。

【両面待ち】は【役の説明】の冒頭で触れます。

1-4-7,2-5-8,3-6-9が筋になります。

意識すると振り込みが減るので、ぜひ覚えましょう。

 

【オーラス】

麻雀における最終局の事です。

 

【罰符】

罰金の事です。

流局の際の罰符はノーテン罰符と言います。

 

3.役の説明

お待たせしました。やっと役の説明です。

ここまでくっそ長くて笑うw

では早速。

 

と言いたいところですが、何点か説明しなくてはいけないルールや用語があるのでそちらを先に失礼します。

 

ルールの説明

主に得点に関するルール説明です。

 

【役なし】

麻雀では役がない状態で基本形を作っても、上がることはできません。

これから説明する役を作ってもらう必要があります。

 

【得点計算方法】

麻雀では『この役は〇〇点』という風には決まっていません。

【符】という上がり方に対する得点と【飜】という役に対する得点を計算し、最終的な得点を求めます。

計算方法は割愛しますが、初めのうちは【飜】の方を意識してください。

 

【親の仕様】

親は上がった時の得点が、子と比較して1.5倍になります。

その一方で、子がツモ上がりしたときに支払う点数が、他の子の倍というデメリットもあります。

ただし、親が子に放銃しても1.5倍にはなりませんし倍にもなりません。

 

【食い下がり】

麻雀には副露をすることで、飜数が一つ落ちる役があります。

そのため該当役で、『食い下がり有』と記します。

 

用語の説明

役の説明に使う用語の説明です。

 

【門前(メンゼン)】

一回も副露していない状態のことです。

ただし、暗槓は含まれません。

 

幺九牌(ヤオチュウハイ)】

萬子(または筒子か索子)の1と9の牌及び字牌のことです。

 

【対子(トイツ)】

同じ牌が2個ある状態です。

だいたい刻子雀頭になります。

 

【両面待ち(リャンメンマチ)】

上がりの待ち方の一つです。

順子の端が来れば上がり、という状態です。

例えば、萬子の4と5が手牌にありテンパイしているとき。

萬子の3が来れば順子になりますが、萬子の6でも順子になります。

 

長くなりました。

役の紹介に入りましょう。

なお今回はあくまでも初心者向けのブログなので、役満は紹介しません。

自分でググってね。

ではまずは1飜から。

 

1飜

【役牌(ヤクハイ)】

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おすすめ度:☆☆☆☆☆

自風、場風、三元牌のうち、いずれかを刻子にすると成立します。

それ以外の面子や雀頭は基本形であれば自由です。

副露しても成立する役になります。

平均速度が極めて早く、手も読まれにくい優秀な役です。

また守りも固く、初心者にとって基礎を覚えるのに良い役といえます。

さらに役牌の刻子が2種以上あれば、別々の【役牌】として認められます。

(例:自風と中の刻子があれば2飜になります。)

最初の手牌に該当する牌が2つ以上あれば狙いにいっても良いでしょう。

 

【断幺九タンヤオ)】

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おすすめ度:☆☆☆☆☆

自分の手牌に幺九牌がない状態で基本形を作ると成立します。

副露しても成立する役になります。

こちらも役牌と同じく、速度が早く読まれにくいのが特徴です。

手牌に字牌が少ないときは、こちらを狙いに行くのが良いでしょう。

 

【立直(リーチ)】

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 おすすめ度:☆☆☆☆☆

門前状態でテンパイを迎えると宣言可能な役です。

この場合テンパイさえしてればよいので、他に役を作る必要はありません。

この役は、宣言時に1000点支払う必要がある宣言後に手を変えることができないテンパイだと宣言しているので警戒される、といったデメリットがあります。

しかし、それに見合ったメリットもあります。

➀無役の手牌が立直という役になる。

②他の役と合わせやすい。

③裏ドラを利用でき、他の上がりよりドラが多い。

④裏ドラが乗らなくても、ドラを組み込みやすい役である。

⑤【1発】が乗る場合がある。

⑥単純にカッコ良い。

が主なメリットになります。

副露せずにシャンテンを減らしていけば宣言できる役なので、初心者には超おすすめの役です。

また、上の2つと比べて点数が高くなりやすい役でもあります。

どの初手からでも狙える役になります。

 

【一発(イッパツ)】

おすすめ度:

リーチ宣言後、1巡以内に上がるとこの役が追加されます。

ただし副露されると消滅します。

リーチのおまけ役と捉えてください。

 

【門前自摸(メンゼンツモ)】

おすすめ度:☆☆☆☆☆

門前状態でツモすると成立する役です。

そのため他の役と合わせやすいのが特徴です。

形は基本形に則れば大丈夫です。

うすうす気づいているとは思いますが立直宣言後に最初のツモで上がると『立直・1発・門前自摸』になり、これだけで3飜になります。

 

一盃口(イーペーコー)】

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おすすめ度:☆☆☆☆

門前状態かつ同じ組み合わせの順子があると成立します。

雀頭や他の面子は基本形に則っていれば自由です。

目標がはっきりしており且つ比較的簡単な役なので、余裕が狙ってみてください。

初手で該当部が3-4枚あるとアツいですね。

 

【平和(ピンフ)】

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 おすすめ度:☆☆

➀面子がすべて順子であること。

雀頭が役牌でないこと。

③両面待ちであること。

④門前状態であること。

の4条件を満たす必要があります。

初心者には難しい条件でありながら1飜の役なので、無理に狙いに行く必要はありません。

 

嶺上開花リーシャンカイホウ)】

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おすすめ度:☆

槓の追加ドローで上がり牌を持ってきたときに成立する役です。

一応副露しても良い役になります。

気づいていると思いますが、バカ役です。

 

【海底撈月(ハイテイラオユエ)】/【河底撈魚(ホウテイラオユイ)】

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おすすめ度:☆

最後のツモで上がるのが海底撈月、最後の捨牌でロン上りするのが河底撈魚です。

こちらも一応副露しても良い役になります。

気づいていると思いますが、大バカ役です。

名前はめちゃくちゃカッコ良いんだけどなぁ…。

 

 【槍槓(チャンカン)】

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おすすめ度:☆

他人が加槓した牌が上がり牌だと成立する役です。

他人の手牌で上がれる唯一の役で、他に役がなくても成立します。

気づいていると思いますが、このゲーム屈指のバカ役です。

ちなみに僕は槍槓されたことがあります。

流石に笑いが止まりませんでした。

 

2飜

対々和(トイトイホー)】

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おすすめ度:☆☆☆☆

面子をすべて刻子にすると成立する役です。

副露しても良いので、基本はポンを多用して組んでいきます。

役牌との併用もしやすく、ドラが乗れば簡単に高得点役になります。

はじめのうちは、役牌のついでに狙ってみると良いかもしれません。

ちなみにだにえぅさんが1番好きな役になります。

 

【混全帯么九(ホンチャンタイヤオチュウ)】

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おすすめ度:☆☆☆☆

食い下がり有。

通称『チャンタ』。

面子と雀頭すべてに幺九牌が含まれていると成立する役になります。

読まれやすい役にはなりますが、比較的簡単に狙える役でもあります。

無理やり狙いに行くような役ではありません。

 

三色同順(サンショクドウジュン)】

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おすすめ度:☆☆☆

食い下がり有。

萬子、筒子、索子で同じ順子を作ると成立します。

読まれやすく、副露しないと成立が難しい役でもあります。

気分転換感覚で狙っていきましょう。

 

三色同刻(サンショクドウコク)】

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おすすめ度:☆☆☆

三色同順刻子バージョンになります。

ただしこちらは食い下がりがありません。

まぁ、その分難しいんですけどね。

宝くじ感覚で狙っていきましょう。

 

一気通貫(イッキツウカン)】

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おすすめ度:☆☆☆

食い下がり有。

1つの種類で1-3,4-6,7-9の順子を作ると成立する役です。

他は基本形であれば何でも良いです。

狙えそうだなーって時に、体感4,5回に1回くらいの割合で成立します。

 

小三元(ショウサンゲン)】

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おすすめ度:☆☆☆

三元牌のうち2つを刻子に、残り1つを雀頭にすると成立する役です。

ここで刻子にした三元牌はそれぞれの役牌としても認められるため、実質3-4飜の役と言えます。

小三元があるということはもちろん大三元もありますが、そちらは役満なので触れません。

ただ、これ狙うとだいたい大三元の方になります。

 

三暗刻(サンアンコ)】

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おすすめ度:☆☆

暗刻を3つ作ると成立する役です。

そのため門前役になります。

他の部分は自由です。

 

三槓子(サンカンツ)】

おすすめ度:☆☆

三暗刻の槓バージョンになります。

まぁ無理です。

 

七対子(チートイツ)】

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おすすめ度:☆☆☆

手牌をすべて対子にすると成立する役になります。

その性質上鳴くことは許されません。

慣れれば面白い役ではありますが、初心者にはおすすめできません。

 

混老頭(ホンロウトウ)】

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おすすめ度:☆

面子と雀頭すべてに幺九牌が含まれていると成立する役になります。

バカ役の候補筆頭です。

 

 【ダブルリーチ】

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おすすめ度:

通称『ダブリ―』。

1巡目で立直すると、ダブルリーチという2飜の役に化けます。

運ゲーを体現するような役です。

 

3飜

混一色(ホンイーソー)】

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おすすめ度:☆☆☆☆

食い下がり有。

通称『ホンイツ』。

萬子、筒子、索子のうち1種類と字牌のみで組むと成立します。

目標が分かりやすく高得点を狙いやすいので、初心者におすすめの役です。

 

【純全帯么九(ジュンチャンタイヤオチュウ)】

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おすすめ度:☆

食い下がり有。

通称『ジュンチャン』。

面子と雀頭すべてに1,9が含まれていると成立する役です。

字牌のないチャンタと覚えると良いでしょう。

 

二盃口(リャンペーコー)】

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おすすめ度:☆

門前限定の役になります。

一盃口を二つそろえると成立します。

6飜

清一色(チンイーソー)】

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おすすめ度:☆☆☆

食い下がり有。

通称『チンイツ』。

萬子、筒子、索子で基本形を作ると成立します。

役満を除くと、役単体では一番飜数の多い役になります。

非常に読まれやすいですが、とても強力な役になります。

 

最後に

どうでしたか?

麻雀は覚えることは多い一方で、一度覚えるとずっと楽しめるゲームです。

ルールが多数あり、まだ説明しきれていないものも多くあります。

ただ本当に必要なことは記したはずなので、このブログや動画等を参考にぜひ覚えてみてください。

以上、だにえぅがお送りしました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ。

書き終わった今の僕。

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